Beautist Interview:ヨガインストラクター ロミさん - サロコレCOM

Beautist Interview:ヨガインストラクター ロミさん

Beautist Interview:ヨガインストラクター ロミさん

またひとつ、自分を好きになれる。
究極のインナービューティーに込める、強い気持ちとあたたかいエネルギー。

「内面から滲み出る美しさこそが本物」。ヨガを通じて“一生涯ワクワクした人生”のお手伝いを。

コンプレックスを抱えている人は多いはず。自分のことを好きになりたいのに「大嫌い」と思ってしまう時はどうしよう。克服するべきか、付き合っていくものなのか…?
「心に響く言葉が芸術」と、生徒さんから大人気のヨガインストラクター、ロミ(romi)さんにお話を伺いました。

今回は、外見も、内面も、コンプレックスと向き合う時に、背中を押してくれる言葉をお届けします。

「内面から滲み出る美しさこそが本物」。ヨガを通じて“一生涯ワクワクした人生”のお手伝いを。

「こんな導かれること、人生で中々無いな」。 追い風が吹くようにヨガの道へ。

サロコレ編集部:ヨガに出会ったきっかけを教えてください

ロミ:元々、アパレルの仕事をしていました。出産を機に一旦仕事を離れ、その後復帰しようとアパレルの仕事を探したのですがタイミングが合わなくて。スポーツジムでヨガをやっていたことがあり、ふと、ストレッチのインストラクターの募集を見つけて、受かるわけがないな、まずはお試しで…と応募したら合格したんです。受かったからにはちゃんとやらなきゃ!と思い、ヨガのインストラクターについて調べると、一か月後に試験があることを知りました。これはタイミングだ!と思いヨガの道に進むことを決意しました。

サロコレ編集部:ハンディキャップヨガのサポーターをされていたことがあると伺っています。

ロミ:ヨガの道に進むことを決めてから「自分がヨガでできることってなんだろう?」と考えました。その時、障害を抱えた人とヨガを繋げられたらいいなと思って、ハンディキャップヨガに興味を持ちました。
それから、インストラクター養成講座を受講したのですが、それを主催するスタジオが、ハンディキャップヨガをやっているところで。さらに、お手伝いに来ていたスタッフがハンディキャップヨガをしている人だったんです。「こんな導かれること、人生で中々無いな!」と思いました。身体の麻痺があったり、脳性まひ、自閉症、知的障害、首から下が動かせない方ともヨガをした事がありますよ。

サロコレ編集部:ハンディキャップヨガに目を向けるきっかけがあったのですか?

ロミ:自分が、先天性の障害で脊髄髄膜留(難病)を持って生まれてきました。
その後も乗り越えることがたくさんあって、「これができなくなる」と言われることがたくさんありました。だけど、ことごとくできないことをやってきたと思いますし、みんなよりできないことを自分がたくさんやってきた。だから、みんなには「可能性があるんだよ、自分のやりたいこと、好きなことに何制限かけてしまっているんだよ」と伝えたいんです。それが、言葉ではなくて「自分がやっていることで伝わればいい」と考えています。

海の景色を楽しむロミさん

どんな人にも可能性は未知に広がってることを伝えたい。

サロコレ編集部:お仕事に対する思いを聞かせてください。

ロミ:まず、自分のお客様の傾向として、美容とダイエットを目的としている人は私のレッスンにはいないです。本当の美しさは内面がキラキラすることだと思うので、自分のことを好きになれることが「究極の美」です!!
現代社会って仮面をつけてる方が多いですよね。お母さんや仕事の責任を抱えている人、役割のある人たちが重たい荷物を下ろせなくなくなっている。ちょっとだけ荷物を下ろせる時間としてのヨガを大切にしています。
「悩み」はを解消・消し去ろうとしなくてもよくて「大嫌い」を抱えている自分を許してあげることが大切なんです。

サロコレ編集部:自分の強みに目を向けたくても、コンプレックスがあって、ネガティブに考えてしまう時のアドバイスはありますか?

ロミ:ヨガは、自分自身のことをよく知るために問いかけ、魂の部分まで掘り下げていくものです。「あなたが持ってる可能性はあなたが思っている以上だよ」ということを伝えたいですね。私のヨガでは泣いてくれるお客様が多くって、日常で泣くことって少ないと思うので、大切なことです。
「あなたの悩みはあなたの強味だよ」。コンプレックスを抱えている自分を許す、受け入れることが始まりで、自分のことを愛してほしい、それが全部です!!

浜辺でヨガをするロミさん

唯一無二のインストラクターに向かって。

サロコレ編集部:積極的に外出することが難しい今、力を入れていることはありますか?

ロミ:今は、オンラインに力を入れたいと思っています。活動の自粛が続く中で、外へ出られずスポーツジムへも通えなくなって、ストレスが溜まっている人が多いです。自分だけの時間を「あえて」作って、自分のために時間を使ってあげてほしいです。
今後、リトリートにも力を入れたいと思っています。ヨガツアーのことを言うのですが、自分のための贅沢な時間を過ごすことです。美味しいものを食べて、ヨガをして、温泉に入って、非日常を過ごします。
パワーのある沖縄や久米島、あとはバリにも行きたいです。バリは直感です!コロナが明けたらすぐ行きます!!

サロコレ編集部:さらにヨガを広めたいと今取り組んでいることはありますか?

ロミ:あります!いつか自分自身のヨガの資格を発行したいです!!
現在は全米の有名な資格がメジャーだけど、ヨガの先生は無資格でもできるんです。
資格を取るために学ぶことはとても大切なのですが、それは「人に伝える」ためには重要じゃないと私は考えています。誰かから教えてもらったことより「自分で体験した人生経験」が伝わるポイントだと思います。
自分がもしインストラクター育成の講師になったとしたら、自分の人生経験で、どんな場面で何を学んだかを追求できる「唯一無二のインストラクター」を育ててみたいと思っています。そのために、自分自身のヨガの資格ができたら嬉しいんです。

サロコレ編集部:夢やビジョンを話してくださるロミさんがキラキラしていて本当に素敵です。最後に、伝えきれていない思いがあればぶつけてください…!

ロミ:どんな人でも笑顔が一番かわいいし、みんな笑っている人の近くにいたいものです。
自分のご機嫌を自分でとれる人、ご機嫌の時間が多い人がかわいいと思います!!
魅力的で強くてキラキラしている人の共通点って、

「どれだけたくさんの壁を越えたか」
「どれだけ自分に挑戦してきたか」
「どんなことも学びに変えてきたか」

内面から滲み出る美しさこそが本物で、究極のインナービューティーだと考えています。

Beautist Profile

ヨガインストラクター ロミ
「配られたカードがどんなカードであろうがそれを楽しめる人の人生は面白い」

脊髄の難病を持って生まれたヨガインストラクター。
ヨガを通じて“一生涯ワクワクした人生”のお手伝いを。
オンラインサロンを立ち上げ後、現在様々なヨガイベントを中心に活動。
・全米ヨガアライランスRYT200
・アシュタンガヨガ徹底講座終了
・リストラティブ指導者養成講座終了
・ナーダ/バクティヨガ指導者養成講座終了
・ファスティングアドバイザー