Beautist Interview:アイリスト 西山かおり さん - サロコレCOM

Beautist Interview:アイリスト 西山かおり さん

Beautist Interview:アイリスト 西山かおり さん

30代からのチャレンジで培った、確かな技術と癒しのパワーで、リピート確定!
薬剤理論と化学の世界を突き詰める、目もと美容のプロフェッショナル。

「お客様の不安を1%でも少なくすることが仕事のうちだと考えています」

マスク生活なので、まつパにまつエク、目もと美容にこだわりたい!!
だけど、なかなか踏み出せない、一度試してみたけど薬剤でまぶたが腫れてしまった、思ったような仕上がりじゃなかった…など、お悩みがつきものですよね。
一人ひとり顔が違うように、まつ毛の硬さや毛質、毛穴の向きにまで違いがあるとのウワサを聞きつけて、アイリストの西山かおりさんにお話を伺いました。
アイリストとして大切にしている思いやその背景、まつ毛美容に込める思いなどもお聞きしたので、目もと美容にお悩みのあなた、西山さんに会いたくなること間違いナシです!

夢を追う強い気持ちと 相手を想うあたたかい気持ち。

サロコレ編集部:お仕事を始められたきっかけを教えてください。

西山:3年前、30代の終わり頃に美容師免許を取得しました。
アイリストになる前は、介護の仕事をしていたのですが、人のために何かすることが自分は好きなんだなと感じていて。「人を美しくする」とか「その人の持っているポテンシャルを引き出す」ことが、自分には合っているのかなと感じていました。
仕事の中で「訪問美容」に携わる機会をいただいてから、元々興味があった美容師の仕事に「今からでもなれるのかな」「どうしたらなれるのか」「30代からでもできるんだろうか」と現実的に考えるようになりました。
そんな時に、自分が通っている美容室の店長が「美容師にならないか」と声をかけてくれたんです。すぐ「やります!」とお返事しました。通信の美容学校に通いながら、美容室でアシスタントとして働かせていただいて、店長からの一言があったおかげで、そこから人生が始まった感じがしたんです!

※訪問美容:高齢・疾病・妊娠中などで外出が困難な方、または家族の介護や乳幼児の育児により外出ができない方に対し、理美容師がご自宅や施設、病院に出向き施術を提供するサービスのこと

美容師と会話している女性

サロコレ編集部:すごいタイミングですね!美容師といえば髪の毛を想像する方も多いと思うのですが、アイリストになられたのはなぜですか?

西山:私としては美容室も好きでしたが、まつ毛の美容にも、とても興味がありました。この年で始めることに一瞬迷いはありましたが「一生懸命勉強したらできるんじゃないかな」って手ごたえを感じてしまったんです…!
働いていた美容室が、まつ毛美容を始めるタイミングと合致したという追い風の状況もあって、さらに勉強して、アイリストとして働き始めました。
現在は、千歳市のサロンで、ラッシュリフト、まつ毛エクステ、アイブロウスタイリングの施術を担当しています。仕上がりにご満足いただけるよう、技術はもちろんのこと、カウンセリングのお時間も大切にしています。

「技術だけじゃない」美容と化学の確かな理論

サロコレ編集部:目のまわりって、繊細な作業だと思うのですが、どんなところに楽しみがありますか?

西山:本当に細かい世界です!(笑)だけど、自分は好きだから、その世界に入り込んでいますね。
「目」という一か所の作業ではありますが、やればやるほど技術だけじゃないと感じました。薬剤の理論や化学、それこそ髪の毛の薬剤理論が役立つので、美容師のアシスタントをしていて本当によかったです。そこで学んだことが、まつ毛に応用できている、嬉しく思います。
化学の世界まで突き詰める必要はないのかもしれないけれど、私はそうするのが好きですし、お客様からの質問に、より具体的にお答えできるんですね。それによって、この人に任せればいいなって、安心感が伝わればいいなと思っています。

サロコレ編集部:髪の毛を染める時などに思うのですが、染まりにくさとか、髪質を分かって対応してもらえると嬉しいですね。

西山:私もそこを強く思います。たとえば、うちに来られる前に行ったまつエク店で、施術後にまぶたが荒れてしまって、そのお店に問い合わせたら「ノリが合わなかったのかも」とだけしか言われなくて、それ以来怖くなって行けなくなってしまったというお話を伺ったことがあります。そういう時に、詳しく答えられる人がいたら、もっと安心に繋がると思うんです。
お客様の不安を1%でも少なくすることが仕事のうちだと考えていて、お帰りになる時に完璧な状態でおわり!ではなくて、不安になられた時にお答えできるアイリストでいたいなと思い描いています。

施術中の西山かおりさん

帰ってからもガッカリしない、再現性のあるやり方をお伝え。

サロコレ編集部:最近はどんなお悩みがある人が多いですか?

西山:ラッシュリフト(まつ毛パーマ)に関することが多いです。
他店で試したけれど、上がりにくかった、左右差ができて困っている、などですね。
人間の顔なので左右違うのが当たり前ですが、ご本人がどれだけ気になっているか、もし気になっているのなら、どうやって整えていくかだと思います。
元々のまつ毛が硬い、毛穴の向き、まぶたの形状など「まつ毛が上がらない理由」を瞬時に見極めて対応する技術と方法でやっています。ですので、他店様で上がらない方も上がります!!
施術のことだけではなく、普段はどういうメイクをするのかなど、家に帰られてからのことも想定して細かくお話を伺います。カウンセリングとアフターケアを何より大切にしています。

サロコレ編集部:それはとってもうれしいですね。メイクに関してはどんなアドバイスされるのですか?

西山:アイメイクの中で、マスカラやアイラインなど、お客様がどの過程を優先順位とするかで変わりますが、まつ毛を上げることによって、今までとメイクの方法が少し変わる部分と、問題なくできる部分をお伝えします。仕上がりに応じて、アイラインはこうすると書きやすくなりますとアドバイスしますね。

サロコレ編集部:アイブロウスタイリングというのは、眉毛もきれいにしてくださるのですか?

西山:はい!眉毛の印象は、ミリ単位で変わってきます。目がそうであるように、おでこも左右対称ではないので、テンプレートを使って左右対称に書くと、逆に不自然になります。「左右対称に見えるように書く」ことが大切なんです。
黄金比があるので、お客様に書きやすいポイントを伝えて、最後にメイクのポイントを伝えます。

サロコレ編集部:その「黄金比」って聞くことはできますか?

①小鼻からの延長線上が眉頭
②小鼻から黒目の中心を通った延長線上が眉山
③小鼻から目の切れめを通った延長線上が眉尻

西山:黄金比より内に入ると、強く見えてしまいます。黄金比より1.5ミリくらい離すと若々しく見えます。
眉毛って、なんとなく書いている人がほとんどだと思うので、この「黄金比」を知るだけでプラスになりますよ。
また、眉毛が短いと子どもっぽく、長めだと大人っぽく見えたり、今流行りのストレートアーチの形など、人によって好みがありますが、黄金比で書くと、その人に似合う眉毛になるので「これも自分に合うんだ」と思ってもらえて嬉しいです。

サロコレ編集部:今後、やりたいことを教えてください。

西山:来年は、教える側の勉強をがんばって、先生になろうと思います。
また、学校の卒業式の着付けレンタルも始める予定なので、楽しみなことでいっぱいですね。
これからも、お客様には安心と信頼を持っていただけるように心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

西山かおりさん

専門家プロフィール

西山かおり Kaori Nishiyama
アイリスト

函館市出身ですが、千歳市に住んで15年です。
とても住みやすい千歳市が大好き♪
22歳・19歳・17歳men’s3人の母
毎日パワフルに活動しています。