Beautist Interview:ヘアメイクアーティスト 松丸 亜弥美 さん - サロコレCOM

Beautist Interview:ヘアメイクアーティスト 松丸 亜弥美 さん

Beautist Interview:ヘアメイクアーティスト 松丸 亜弥美 さん

“メイクがうまくいったから、今日はがんばれる”

こんな体験をしたことがある女性は少なくないですよね。
気持ちのいい1日のはじまりが、メイクひとつで叶えられるなんて素敵ですよね。「毎日鏡を見るのが楽しい!」そんなメイクのやりかたを覚えて、自分でできたら毎日うれしいですよね。こんな時期だからこそ、美しい女性になるために今できることを知りたい!ヘアメイクアーティストとして数々のTV番組に出演され、専門学校講師もされているメイクのプロ。
松丸亜弥美さんにお話を伺いました。

この時期だからの自分磨き。「毎日鏡を見るのが楽しくなる」艶肌づくりのご提案。

メイクって元気になれる、気持ちが明るくなる。

サロコレ編集部:ヘアメイクという仕事を目指されたきっかけはなんですか?

松丸:元々化粧品が好きだったんですけど、昔はヘアメイクという仕事が今みたいに主流ではなくて…美容部員になりたいと思いましたが「仕事として」ということにピンとこなかったんです。やりたかった気持ちはありましたが、できずにいました。
結婚して子どもが産まれた時、手に職がほしいと感じ、昔やりたかったメイクの仕事をやりたい」学校へ行って勉強しました。お金も時間もかかるし、仕事になるのか分からない中で不安がありましたが「とりあえずやりたいことやろう!」と思ってやってみた感じです。

サロコレ編集部:熱意がすごいですね!「やりたい」を実現できるのはカッコいいし素敵です。

松丸:環境に恵まれていました。幼稚園がない日は、子どもを学校に連れて行ったのですが、みんなが交代で見てくれたりしました。家族も背中を押してくれて助かりました。
卒業後はサロン勤務と兼務して講師をやらせていただきました。長く講師業をやっているので、人に伝えたり育成することが好きなのだと思います。ご縁があって、活動するきっかけをもらっていると感じていますね。

サロンモデル

サロコレ:メイクって、うまくいった日はとってもテンションが上がったり「今日は何でもうまくいきそう!」と思えるのですが、自分だけじゃうまくできないことが多いです…

松丸:雑誌に載っているものと同じもの(メイク・道具)を使っているのにうまくいかなくて…とお悩みの方は多いです。「どうしたら私はきれいになれますか?」と聞かれることもありますね。
メイク道具は同じでも、骨格や年齢、ライフスタイルは人それぞれ違います。ヘアメイクのレッスンを受けていただいて、それをご自身で継続的にできるようになると、日々を笑顔で過ごせることが増えるのかなと思いますし、そのきっかけ作りができればと考えています。

鏡を持った女性

一番大事なのは「肌づくり」。

サロコレ:年齢を重ねていくにつれて、メイクの仕方は変わってないけれど、似合わなくなってきたり、季節ごとにファンデーションのノリが違うなど、毎日の細やかな悩みがあります。何かポイントはありますか?

松丸:塗り方、乗せ方ひとつです!!ヘアメイクは「肌づくり」が一番大事!!
メイクはベースメイクで8割が決まります。肌が綺麗に仕上がると、それだけで若々しく見えたり、その後のポイントメイクも引き立ってきます。
地味な作業に見えがちな肌作りですが実はとても重要な役割を果たしています。
『もともと肌が綺麗です!!』と言えるベースメイクをぜひマスターしてくださいね♪

サロコレ:ありがとうございます!!今日から実践します。
ちなみに、ゲームで睡眠時間を削ったり、夜更かしするタイプで…眼精疲労もあるのですが…

松丸:ホットマスクを試してみたらいいですよ。だけど、その前に夜更かしはしないほうがいいです!!
最近、夜型の人は結構いらっしゃいますが、年を重ねると寝ないと身体がもたなくなりますよ!!
22:00~2:00まではお肌のゴールデンタイムなので、しっかり休めてくださいね。
きれいでいるためにがんばりましょう!!

思うように活動するのが難しい期間だからこそ自分磨きの時間に。

サロコレ:新型コロナウイルスで、マスクでの生活が日常になり、ベースメメイクにお悩みの方が多いと思います。この時期だからこそできることや方法がありましたら教えてください。

松丸:こんな時期だからこそ「自分磨き」に時間を使うことができます。
その中で、今回は「艶のある肌づくり」をお伝えしますね。
やってみて難しいと思うことがあったら、メイクレッスンもお受けいただけますので、ぜひお問い合わせください。

実践!艶のある肌づくり

こんな人におすすめ!

・ファンデーションを塗ると厚塗りになってしまう方
・老けた印象に見られてしまう方
・ツヤ肌に魅せたい方
・化粧崩れしやすい方

こんな効果が期待できます!

・自然、だけどカバーしたいところはしっかりカバー出来ている肌
・ツヤのある若々しい肌
・メイク崩れしにくい肌

■ベースメイク前にしっかり保湿

ファンデーションを塗る前にたっぷりと保湿をすることでメイク崩れしにくくなりファンデーションもしっかり密着してくれます。

■肌悩みに合った下地選び

肌悩みに合った下地(コントロールカラー)を使いファンデーションをお顔の中央から外側にのせることで色ムラがなく立体感が出ます。

■ファンデーションの塗り方

リキッドファンデーションを使うことでツヤ感を出します。
ファンデーションでカバーしきれない部分(クマ、くすみ、ニキビ跡、シミ)は丁寧にコンシーラーを使って部分的にカバーします。

クリームを頬に塗っている女性

■最後に

フェイスパウダーを少量のせます。
付けすぎるとせっかくのツヤがなくなってしまうので注意してください。


こんな時はどうしよう?

お悩み①:ベタつきがあります…

→ファンデーションを塗ってベタベタするようであれば量が多いということ。スポンジで余計な油分を抑え肌とファンデーションをしっかり密着させてください。

お悩み②:コンシーラーの使い方がうまくできていないような気がします…

→コンシーラーを使ってもカバー出来ない方は、コンシーラーを伸ばしてしまっている可能性があります。
お悩みの部分にコンシーラーを乗せ「周りを肌と馴染ませる』ように優しく指で叩き込んでください。


―― 最後に、お客様と接する中で大切にしていることを聞かせてください。

松丸:お客様がきれいになることに喜びを感じます。
メイクがうまくいく=今日出かけたくなる、一日がんばれる!と思えるきっかけづくりができたらいいなと思います。私は黒子に徹していたいと考えていて…自分のメイクレッスンを受けて、毎日ご自身で継続できるようになり、「毎日鏡を見るのが楽しい!」と思っていただけるよう、お客様の魅力を最大限に引き立てるメイクをご提案いたします。

松丸 亜弥美さん

専門家プロフィール

ヘアメイクアーティスト
松丸 亜弥美
Hair make etu

北海道札幌市在住。夢だったヘアメイク業界で仕事をするため、ヘアメイクスクールへ入校。
卒業後、ヘアメイクサロンのスタッフとして勤務し経験を積む。独立後はヘアメイクアーティストとしてスチール撮影、ブライダル、イベント、CM撮影など活動の場を広げながら、講師として後進の指導にあたっている。札幌ベルエポック美容専門学校非常勤講師