Beautist Interview:エステティシャン・ダイエットコーチ 宇野 あいりさん - サロコレCOM

Beautist Interview:エステティシャン・ダイエットコーチ 宇野 あいりさん

Beautist Interview:エステティシャン・ダイエットコーチ 宇野 あいりさん

Introduction from beautist

リラクゼーションのお店で働いていた時、不規則な生活リズムと不摂生で、1年間で20キロ太ってしまいました。
7年ほどそのままの体型でいましたが、お客様の「痩せたい」というお声から、自分自身も一緒にダイエットすることを決意!がんばって痩せた経験が誰かのためになるかもしれない。そう思って、自宅サロンをリラクゼーションから「ダイエットサロン」にバージョンアップ!
ダイエット、取り組む方はたくさんいますが、やり方が分からなかったり、一人で続けるのはなかなか難しいもの。
「痩せる」って何だろう?それは、数字を落とすことではなく「健康でいること」なんです。
根性論のダイエットはもう終わり!細く長く続けることができ、自分で自分の身体を整えられるダイエット方法を伝授しています。

ダイエットの語源って「健康的な生活を目指していくこと」
根性よりも健康を追求するやり方、お伝えします。

実体験があるから、心強い。

サロコレ編集部:現在のお仕事を始められたきっかけを教えてください。

エッセンシャルオイルを使うリラクゼーションのサロンでアルバイトを始めたのが、今のお仕事に繋がるきっかけです。当時、2000年頃ですね、アロマテラピーが社会の中で広まり、ブームが起きた時期だったと記憶しています。
アルバイトにとどまらず、結婚後も、美容や癒しのサロン業務に携わり続け、その中で、リンパドレナージュの技術や、アロマを使ったリラクゼーションの知識も身に付けていきました。疲労回復やむくみ・冷えの緩和、お顔や全身のトリートメントを続けていました。
4年前に自宅サロンを開業し、ボディセラピストとしての経歴は20年になります。

サロコレ編集部:リラクゼーション施術から、ダイエットコーチにシフトされたのはなぜだったのですか?

宇野あいり:会社員としてサロンで働いていた時、激務と不摂生が続き、太ってしまったんです。エステティシャンあるあるなのですが、お客様を美しいボディラインに導く仕事なのに、自分が不規則な生活をしてしまう。「痩せようと思えばやり方は分かっているし!いつでも痩せられるし!」という変な自信があったんですね。もちろん良くないと思っていましたし、鏡に映る自分を見て「誰!?」と思っていました…
痩せ方は分かっているという自信があったものの、1年間で20キロ太ってしまった身体は、なかなか思うように痩せることができず、7年くらい、ずっと太ったままでした。
現在の自宅サロンは、元々リラクゼーションのサロンだったのですが、お客様から「痩せたい」と言うお声をいただいて「じゃあ一緒にがんばろう!」と自分自身もダイエットをしました。それがきっかけで、リラクゼーションをやめて、ダイエットに特化したエステサロンになったんです。

宇野あいりさん

モチベーションを持ち続けるために大切なこと

サロコレ編集部:ダイエットをがんばりたい人ってたくさんいます。だけどやり方が分からなくて挫折してしまうんですよね。

宇野あいり:実はダイエットの語源って「健康的な生活を目指していく」ということなんです。
「減った数字」にこだわってしまいがちですが、体重減らしコンテストに出るわけではないので、意気込まなくても大丈夫。一か月間で何キロも落とそうとすると、リバウンドしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか?まずやれることを細く長く続けて、緩やかに減らしていくことが大切です。リバウンドもしづらいですよ。数字ではなく、鏡に見えている自分がすべて。ですので、「痩せる」というよりは「健康的な生活」へと、脳の考え方をシフトすることから始めましょう。
「短期間で結果を出すためにダイエットするぞ!」という根性論ではなく、「こうなれるようにがんばろう♡」と、理想の体型をアプリで作ったり、ノートに書き出したり、着たい服を先に買ったり、マインドを変えることがまず大切です。脳の仕組みって、「思ったことを実行しようとする」んです。ですから、具体的に「こうなろう」と決めてください。

サロコレ編集部:お客様のお悩みで共通していることはありますか?

宇野あいり:「ダイエットするぞ!」と意気込む方は、真面目で完璧を目指しすぎる方が多いです。だけど、甘いもの、糖質を摂ることに脳が慣れてしまうと、すぐにはやめられないです。糖分を摂ると脳が「しあわせ」と感じるんですね。それが脳のシステムですから。お酒やタバコと一緒です。
だけど、それを知らないと「意思が弱いからダメなんだ…」とみなさん自分のことを責めちゃうんですよね。「できない自分」ってなかなか受け入れられないものです。
私のダイエット指導は「内容」をお伝えするだけではなく、その基盤は「マインドセット」です。
「なぜ痩せたいのか」と考える時に、周りの価値観に合わせようとする認知の歪みや、過去のトラウマなどがあったら、空けて解放させてあげることも必要です。自分と向き合う時間を作るんです。
例えば、ダイエットのきっかけが、職場や家庭での心ない一言のせいで、それにとらわれ続けた結果だったとしたら、ご自身と向き合った結果、ダイエットをしない方もいます。
「意思が弱いからダイエットが続かない」とネガティブに考えてしまうのは、ご自身が失敗しているのではなくて、自分との向き合い方に少しズレがあったと気付いてもらうことがポイントですね。

宇野あいりさん

美しさとは「健康」

サロコレ編集部:お仕事をされる上で、大切にしていることを教えてください。

宇野あいり:「健康」であれば、理想の体型を得られます。ですので、痩せるためというよりは、「健康」に関する知識をお伝えしていて、そのほとんどは、自分が痩せていくときに付けた知識です。ダイエットは、トレンドがあったり、カロリーや糖質など、世の中の常識も変わっていったりするので、自分の身体で実証していった結果をお伝えします。
サロンでは、機械を使用せず、オールハンドでの施術をしています。必ずやっていることがあって、来店時と、施術後でお写真を撮らせていただき、お身体やお顔の変化を実感していただきます。一回の施術で変化を感じていただけるサポートを常に心がけています。

サロコレ編集部:大変だなと感じることはありますか?

宇野あいり:好きでやっているので、あまり大変だと思うことはないですね、楽しいです!
お客様がみなさん本当にがんばっているので、どんどん愛おしくなって…経営者に向いていないとはよく言われます(笑)
しいて言うとするなら、困ったなぁと思う時が、自分の思いが100%伝わらないと、自分の伝え方が下手なのか、どうしたら伝わるのかと悩むことがあります。先にもお話しましたが、内面のことにも向き合わせていただくので、色々な角度からのアプローチを試して、お客様とお互いに寄り添っていけるような信頼関係を築けたらと思います。ですから、気持ちに寄り添って、質問されたことには100%応えようと誠意を持ってご対応することを心がけています。

サロコレ編集部:宇野さんにとって「美しさ」とは何ですか?

宇野あいり:「健康に勝る宝なし」とはよく言ったもので、「美しさ」とは「健康であること」です。それは、身体だけの問題ではなく「心身ともに健康であること」。「内面の美しさの一番外側」=「外見」と聞いたことがあります。どちらか一方ではなく、両方一緒に美しくなっていくことが一番いいですよね。
サロンに関して言うと、ずっと通っていただくのも悪くはないのですが、いずれを卒業して、自分で自分の身体を整えられるようになっていただくことが大切だと考えています。
最初は「痩せたい」と漠然とした悩みで取り組まれていたお客様が、「身体が軽くなったのはもちろん、体調が良くなった!」とか「今度ミセスコンテストに出場します」と、前向きな報告をいただけると、関わらせていただけてよかったなぁと、心から嬉しくなりますし、心身ともに健康になられたことに感動する瞬間です。

宇野あいりさん

美容法アドバイスを聞いてみた

宇野あいり:バランスの良い食事・質の良い睡眠・ストレスを溜めないことです。
基本は、バランスの良い食事です。だけど、どんなにいいものを食べていても、食べるだけではダメ。睡眠をきちんと摂って、細胞を活性化させることが大切です。また、「寝る直前に食べない方がいい」という本当の意味は、「体重の変化」のことではないんです。睡眠って、内臓から休息させるものなんです。その直前に消化吸収していると、内臓がずっと動いている状態になってしまうので、睡眠の質が下がってしまいます。お仕事の都合などで、帰宅が深夜になるという方もいると思います。スープなど、液体のものを取り入れるのが良いかもしれませんね。
あと、パジャマも大切。寝ている時って汗をかきます。みんな大好きだと思いますが、なんと、ふわもこはNG!薄い綿のパジャマを着て、お布団であたたかさを調節することが、良質な睡眠のとり方です。靴下を履いて寝る方もいらっしゃいますが、逆に冷えを起こしてしまうので、布団に入って少し温まったら脱ぎましょう。
寝ることによって、だいたいのストレスは解決します。食事・睡眠・心、しっかりバランスを取って、生活できるとよいですね。

専門家プロフィール

ダイエットサロンRed Carpet主宰
ダイエットコーチ/エステテシャン
宇野 あいり Airi Uno