
知らない人も多い、リンス・コンディショナー・トリートメントの違い、あなたは答えられますか?
毎日何気なく使っているアイテムでも、実はそれぞれ役割が違うんです。
今回はそれぞれの特徴をまとめてみたので、自分が今使っているアイテムをあらためてチェックし、
正しく使用して美髪を目指しましょう。
Contents
まずは髪の構造を知ろう
髪の毛は大きく分けて、毛髄質・毛皮質・毛小皮の3層に分かれていて、それぞれが違った構造をしています。
毛髄質(メデュラ)
髪の中心部にある組織。太い毛には存在するが細い毛には存在しないことが多い。
毛皮質(コルテックス)
髪の内部を形づくる組織となっていて、髪の90%を占めている。
毛小皮(キューティクル)
髪の一番側面の部分で、保護膜のような組織。
キューティクルがはがれていくことで、髪のダメージが進行していきます。
髪の毛を触ってみて、ガサガサとしていればキューティクルがはがれてダメージがある証拠です。
リンス・コンディショナー・トリートメントそれぞれの特徴
【リンス・コンディショナー】
リンスとコンディショナーは実はほぼ一緒の役割をしています。
リンスは髪の表面をコーティングし保護してくれますが、
コンディショナーはそれにプラスして保湿効果のあるものを指します。
毛皮質や毛小皮に効果があるものですが、どちらも使用するとなると、
人によっては髪の毛が重たくなったりべたついたりしてしまいます。
なので、リンスもしくはコンディショナーどちらかを使用することがおすすめです。
【トリートメント】
トリートメントは、髪の内部に栄養を与えてくれる役割を持っていて、毛髄質に効果があります。
保湿もしてくれるので、髪の毛にかなりダメージがある方はトリートメントでのケアがおすすめです。
それぞれの正しい使い方
【リンス・コンディショナー】
みなさんは、リンスやコンディショナーを使用するとき、髪の根元から付けていませんか?
根元までべったり付けてしまうと毛穴に詰まってしまい、頭皮にも悪影響が…
キューティクルはダメージを受けると画像の右側みたいなささくれのようになってしまいます。
主に毛先に近い部分のキューティクルがダメージを受けやすいので、根元からではなく「髪の毛の中間から毛先にかけて」つけるようにしましょう。
POINT1
シャンプーをした後、水気をよく切ってからリンスやコンディショナーを使用しましょう。
水気を切らないままだと、水で薄まってしまい効果が少なくなってしまいます。
POINT2
リンスやコンディショナーをつけた後は、目の粗いコームで髪をよくとかしてから流すようにしましょう。
そうすることによって、髪の毛1本1本にリンスやコンディショナーが行き渡り、サラサラになったり絡まなくなったりするのでおすすめです。
【トリートメント】
トリートメントも、リンスやコンディショナー同様にシャンプー後、水気を切ってから使用しましょう。
目安として、髪の根元から“10cm程”離した位置につけていきます。
手のひらで軽く広げた後、毛先を中心につけていき、手ぐしを通しながら髪の中心にも十分に馴染ませていきましょう。
根元以外の髪の毛全体に馴染ませた後は、よく浸透するよう5分ほど時間を置くのがおすすめです。
POINT1
毛先を握ったり、指先を使ってトリートメントをつけると、とてもしっとりしてくれます。
指先でトリートメントをつけるときに爪を使うとダメージを与えてしまうので、優しく行うことがとても重要です。
どの順番で使うのが正しいの?
ここまでで、リンス・コンディショナー・トリートメントそれぞれの役割が理解できたのではないでしょうか。
次はどの順番で使用すればよいのか、説明していきます。
髪のダメージ具合によってどのアイテムを使用するかが変わってきますが、
・あまりダメージのない方
シャンプー → リンス or コンディショナー
・ダメージが気になる方
シャンプー → トリートメント
・かなりダメージがある方/髪にこだわりがある方
シャンプー → トリートメント → リンス or コンディショナー
主に上記の3種類の順番となります。
3番目の、リンスまたはコンディショナーとトリートメントを併せて使用する場合は注意が必要です。
リンスやコンディショナーを先に使用してしまうと、髪の表面に油分がコーティングされ、
その後にトリートメントを使用しても浸透してくれません。
なので、必ずトリートメントを使用してからリンスまたはコンディショナーを使用するようにしましょう。
まとめ
今回はリンス・コンディショナー・トリートメントの違いや、正しい使用順について紹介しました。
実は知らなかった…なんて人もいるのではないでしょうか?
リンス・コンディショナー・トリートメントにはたくさん種類があります。
まずは行きつけの美容室に相談し、自分に合うアイテム・使い方を見つけるのも一つの手です。
うまく使いこなして、美髪を手に入れましょう!
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