
ご自身の一分一秒を割いてサロンに来てくれているから、大満足!のおもてなしをしたいです!!
「身体がつらいから週末はマッサージに行こう…」と、リラクゼーションのホームページを探した経験はありませんか?いろいろ探して「ここだ!」と訪れたサロンが、こんなサロンだったらとっても嬉しいかも!!
今回は、そんな気持ちを届けてくださる、リンパドレナージュルーム「Cheer Smile」のセラピスト、櫻井佑夏さんにお話を伺いました。
Contents
心と身体の鎧が脱げる「見えない価値」への思いやり。
20年の看護師経験が生み出す極上のリラクゼーションで「ここに来て良かった!」
長年の経験から得た新しいきっかけ。
サロコレ編集部:何をしても疲れが取れなかった方を、元気な笑顔にしたい…そんなコンセプトを掲げる「Cheer Smile」は、どのように立ち上げられたのですか?
櫻井佑夏:元々、新卒からずっと看護師の仕事に就いていて、2020年の夏まで20年以上、病院に勤務していました。現役の看護師を続けながら、5年ほど前から自宅で、お客様を迎えてマッサージしていました。看護師の仕事は大好きでしたが、出産して、育児と仕事の両立が難しく、心身の負担がとても大きくなってしまい…具体的に何が、という訳ではないのですが、慢性的に「全身のコリ」が続き、鎮痛剤を朝・昼・晩と3回も飲んでいました。看護師あるあるなのですが「痛かったから鎮痛剤を飲んでいた」という感覚です。根本のコリを何とかしなければいけないのは分かっていたのですがね…(苦笑)
それから、もみほぐしやカイロプラクティックなどに行き、対処しようと行動する中で、一番効果があったのが「リンパドレナージュ」だったんです。
現在は、苫小牧市にて「かかりつけサロン」としてご愛顧いただいております。
サロコレ:リンパドレナージュについて、簡単に教えてください。
櫻井佑夏:皮膚の表面をストレッチするというイメージですね。皮膚の表面を、ふわふわと動かすことで、皮膚に付いているコラーゲンの糸が引っ張られて、それを揺らしてあげることで、リンパ液の流れをよくします。副交感神経が穏やかになるので「極上のリラクゼーション」だと思いますよ!!
普段からマッサージをしている方には、物足りなさもあるかもしれません…物足りない方が多いので、オイルトリートメントでほぐす技術と組み合わせるのが主となっています。ですが、例えば、肥満体質の方には、セルライトで固まっている部分の皮膚を揺らして、ドレナージュして、余分な水分をなくすことで、むくみの解消に繋がります。
サロンでは、岩盤浴をしながらマッサージをします。「体重は変わらないのに痩せた感じがする」というお声も多いですよ。
サロコレ編集部:看護師のお仕事を経て、リンパドレナージュをライフワークにしようと思ったきっかけは何だったのですか?
櫻井佑夏:自分自身の体験から「このマッサージを知りたい!」と思ったことですね。先ほどお話した「全身のコリ」は、ガチガチに固まって、鎧みたいになっていたのですが、リンパドレナージュを受けたことで「堅いものが脱げた!」という感動がありました。どうしてこんなに気持ちよくて、かつ、楽になるものなのかと衝撃的だったんですよ。自分は未病でありながらも救われたので、これを患者さんに施すことで、免疫力や治癒力が上がる可能性があるのではないかと思い、勉強したい思いが強くなりました。
複数の診療科を経験した中で、疾患のある方や運動制限がある方、皮膚の弱い方、また、リンパ節を病気で取った後にリンパ浮腫になり悩まれている方がいました。循環器内科の患者さんは、心臓への負担を少なくするために、身体を動かすことが少なくなります。ずっとベッドの上にいたり、車いすを使っての移動などで、全身がコリ固まってしまい、カチカチになるんですよね。こういう場面でお役立ち出来たらいいのにな、リンパを流してあげることができたらいいなと考えておりました。
※未病 発病には至らないものの軽い症状がある状態の事こと
プラスアルファのおもてなし、お客様の気持ちに寄り添って。
サロコレ編集部:お仕事をされる上での理念や、大切にされていることを教えてください。
櫻井佑夏:お客様が「ここに来てよかった」と思っていただくことに尽きます。お客様は、このサロンに来るまでにいろいろな準備をしてくださいます。まずは「どこに行こうかな」というサロン探しから、人によっては、お子さんを預けるなど、誰かの協力を得たり、お仕事をされている方は、お休みの配分を考えて、サロンでの時間を楽しみに来てくれる。それを考えると、自分のサロンに、一分一秒の時間を割いて来てくれているから「大満足!!」と思っていただきたいです。
サロコレ編集部:時間や準備などの「見えない価値」を考え、思いを巡らせていただけることは、お客様にとってはすごく嬉しいことですね。
櫻井佑夏:プラスアルファのおもてなしをしたいんです。施術中は、来てくださっている方「だけ」を見ています。
その方の解決したい問題をどうにか解決したいので、「なぜ私のところへ来てくださったのか」「分からないことはそのままにせず後日お伝えする」「解決のために、一回の施術でよいのか、何度かいらしていただくのか」などを考えます。
カウンセリングを通して、ご自身の本音の部分も汲み取りつつ、その方の解決策を見出す努力をしています。お肌に触れさせていただく中で、こころもとけて、「本当は痩せたい」などの本音の部分に向き合うことを大切にしています。
サロコレ編集部:お客様の年齢層や、お悩みで共通していることはありますか?
櫻井佑夏:私自身が看護師だからということも大きいですが、最初は「健康のため」と言われる方が多いです。ですが、カウンセリングの中で「本当は痩せたい」「あわよくば痩せたい」というお声も多いですね。年代問わず、60代、70代の方からも伺うことですし、やはり女性は「きれいになりたい」という気持ちが根底にありますから、お話してくださることはとっても嬉しいです。
来てくださるお客様の年代は、とても幅広くて、10代の方から70代くらいまで、親子でいらっしゃる方も多いです。広告などはあまり打ち出していなくて、口コミでのご紹介が多く、ありがたい限りです。
サロコレ編集部:「痩せたいけどどうしたらよいか分からない」というお声はありますか?
櫻井佑夏:あります!リンパドレナージュやマッサージはもちろんなのですが、実は私、ボディメイクも好きなんです。「この人のここが出ていたらもっと素敵だな」など、施術中も考えていますよ。わかりやすい部位で言うと、肩甲骨やお尻ですね。「こんなにお尻が上がると思わなかった!」と体感していただくことで、違う自分に出会えると思います。
「痩せたいけど運動したくない」「運動した方がいいのは分かっているが、動くのも大変」という方には、急に運動習慣をつけるというよりは「動きたくなるな!」と気分が変わるように接することができたらいいなと考えています。
余生をいかに楽しく過ごせるか。新しい「チームリラクゼーション」を目指して。
サロコレ編集部:今後の展望に際して、日々のお仕事で心がけていることを教えてください。
櫻井佑夏:「裸になって、人にさわられる」って覚悟がいることだと思うんです。年齢を重ねるほど、抵抗があるように感じています。そのために、自分自身が、アットホームな雰囲気作りだったり、気さくでいたり(元々なんですけどね!笑)、私にだったら施術してもらってもいいかな、と、お客様が安心して、安全な環境で来ていただけるようにしたいなと心がけています。
さらに、この環境が「当たり前」になればいいなとも思います。これからの目標にも繋がるのですが、自分自身も他の人も、寝たきりになった時に、当たり前にリラクゼーションできる世の中になればいいなと願っています。
サロコレ編集部:今後の目標を教えてください。
櫻井佑夏:「当たり前」にリラックスできる、病院でも、自宅での療養中でも、みなさんがすぐに施術受けられるような世の中になればいいと思います。これからは、自宅で家族がケアをすることが増える時代です。人によっては、ご自身の仕事を辞めたり休んだりして、ケアに専念される方もいますよね。ケアのための制度を活用することもひとつですし、ちょっとした空き時間に、ご家族同士でケアできるようになると、みなさんの生活の選択肢も広がると思います。
サロコレ編集部:ご家族の方がプロから学べる機会があると、とってもいいですね。
櫻井佑夏:毎日ケアに携わっている人が、施術できると本当に強いです!家族の方が病気の方に、お互いにリラクゼーションができるようになれるスクールを作りたいですね。
また、在宅看護や介護のニーズに対し、医療福祉従事者はチームで支える仕組みがありますが、今後、自分自身では「未病のうちに体調を整える」ことを一緒に広めていける、プロのチームを育成したいです。看護師の資格を活かしたスクールも作って、リンパ浮腫などの病気でお困りの方に、資格者が施術できるようになれたらいいなと考えています。そのためには、セラピストの数も今以上に必要なのですが、看護師の仕事は常に多忙なので…病院内でリラクゼーションのアプローチをすることがなかなか難しいのです。なので、鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師などの国家資格を持っている人がチームになって、外注としてアプローチできるような組織として波及出来たらいいなと思い描いているところです。
専門家プロフィール
櫻井 佑夏 Yuka Sakurai
リンパドレナージュルーム Cheer Smile (女性専用)
岩盤マットを使用した温活ドレナージュで、温め、ゆるみ、ほどいて、流していく。心と身体の芯まで温めるハンドトリートメントで、至福のひとときへ。